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平成28年度厚生労働科学研究について

障害児入所施設 あさひが丘学園

2016.07.04

平成28・29年度の厚生労働科学研究「障害児入所支援の質の向上を検証するための研究」にあさひが丘学園統括施設長の水流純大が研究協力者として参画しています。
 
この研究事業の目的は、「児童福祉法改正により、障害児入所施設は平成24年度から新体系へ移行し、医療型障害児入所施設と福祉型障害児入所施設として運営されている。医療型障害児入所施設においては、超重症児等の医療ニーズの高い児童の長期及び短期の入所ニーズの増加への対応、リハビリや心理的ケアを含む多様な支援のニーズへの対応、強度行動障害への対応などが課題であり、福祉型障害児入所施設においても「発達障害」児の増加、種々の医療的対応を要する児童の増加への対応が課題となっている。いずれの種別の施設においても、ネグレクトを含む被虐待児童が増加していることへの対応が重要な課題である。障害児の多様なニーズに対する療育支援、家族支援の提供、関連機関との連携を進め、支援の質を向上させることが求められている。入所児の実態が十分に調査されていない中で、本研究では、平成30年の障害福祉サービス等報酬改定も視野に入れ、入所児の状況と支援の現状の把握と課題、障害児支援サービスの質の向上のあり方を検討する。」とされています。
 
今後、①入所児童の状況・支援体制・支援内容等についてのアンケート調査、被虐待児童等特別な家庭状況にある入所児の現状・自立支援・家庭支援・地域連携支援についてのアンケート調査、②職員の入所中の児童への対応を主としたタイムスタディ調査を実施し、平成29年8月を目途に中間報告、平成30年3月に最終報告を行う予定です。

厚生労働科学研究「障害児入所支援の質の向上を検証するための研究」概要